GINETTA ジネッタG12のクラッチ・カバーとディスク現品合わせで出荷しました。
JUGEMテーマ:英国車
 オリジナルのパーツリストなどが無いような少量生産のクラシック・スポーツ・カー、GINETTAジネッタなどのパーツに対応する際には、現車に付いていた古いパーツを送ってもらって現品を確認するのが手っ取り早いことが多々あります。 車体ナンバー、型式などはほぼ役に立ちません。 こういった場合、修理しているショップがそれなりにGINETTAジネッタのことをよく知っていたとしても、長い間にいろいろなパーツを組み合わせてその場しのぎの修理をされていることがあり、また複数のショップ経由で問い合わせが来る為、より一層事態を複雑にさせています。
 今回は有名なミニのパーツ卸会社経由でそのまた先のショップさんからの依頼です。案の定、最初はファックスで車体ナンバーとエンジンの型式のみを伝えてきたので、現品を送ってもらうように頼みました。
そして送られて来た、ジネッタG12のクラッチ・カバーとディスクの見本です。

少ない手がかりから候補のパーツを絞り込んであたりを付けた後に、『うん?』 上の写真でわかりますか、ディスクの直径184mmがカバーのプレッシャープレートの径よりもちょっと小さいですね。
クラッチ・カバー自体は7-1/4"(184mm)から7-1/2"(190mm)までに対応するものなので合っているような気もしますが、この組み合わせはありえないので、念のためショップさんへ確認してもらうとフライホィール側に一回り大きな磨り減ったあとがあるので7-1/2"のディスクがあればそのほうが良いとのことで、ディスクは解決。
 
よし次はクラッチ・カバーね、ということで調べていたら、またまた『うん?』。 リリース・ベアリングの見本が送られてこなかったので、ベアリングの当たり面の形状が分からんではありませんか。 ということで、またもや確認の依頼をすると現車のベアリングの当たり面は平らとの回答、しかし高さを合わせるために変なスペーサーを使用しているという新たな情報、早く言ってよー。 本来、ベアリングの当たり面が平らな場合は、写真手前のカバーのようにダイアフラムの爪の先端がカーブしてなきゃいけないはずなのに、写真奥の見本のカバーはまっすぐストレート。 前回クラッチ交換したメカニックは誰なんだー、ディスクといい、カバーといい、まったく組み合わせが合ってないじゃないのー。

結果、どうせヒストリック・レースなんかに出てるんだろうなあと勝手に気を回して、写真下のAP Racingのクラッチ・カバーとディスクで対応しました。 依頼元のショップはVWのギア・ボックスみたいと言っていたらしいのですが、おそらくヒューランドMK8かMK9でしょうね。 エンジンはロータス・ツインカムね。 ベアリングは大丈夫とかいってたらしてけど...。 フライホィールは研磨するの? クラッチ・カバーとディスクの状態からすると研磨すると新品のクラッチ・カバーとディスクに交換してもクラッチ滑るんじゃない? スピゴット・ベアリングとか、カバーを止めるボルトとか交換しないのかなぁ? 古い車の場合には、最低でもこれらのパーツには気を配って修理に取り組んで欲しいですね。
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